2年生総合的な学習の時間
~世界に発信!大和村~
私たちが住む大和村を広くアピールするために,①ポスター ②パンフレット ③ホームページを作成しました。また,全校生徒からの公募によって,大和村の特産品の一つである「たんかん」から生まれた大和村非公認キャラクター(ゆるキャラ)「タン王妃」も作成。大和村のアピールに奮闘中です。
奄美大島日本復帰の歴史
1951(昭和26)年2月14日、名瀬市で官民の団体を結集した奄美大島日本復帰協議会が結成され、議長に泉芳朗さんが選ばれました。
泉さんは、徳之島出身。教師で詩人。当時は奄美の社会民主党委員長でした。
復帰協議会は翌日から満14歳以上の住民を対象に復帰の署名活動を行い、2カ月で99・8%の署名を集めました。 さらに市民大会や群民大会を開いて復帰の意志を集約し、日本の首相や国会、米国などに復帰の意志を伝えました。
さらに、学生から大人まで断食(ハンスト)を行って、復帰をアピールしました。
当時の奄美は食糧が不足し、今日のご飯にもありつけない人たちが多い時代でしたが、人々はあえて断食という自らに厳しい手法を選択して復帰の意志表示をしたのでした。
こうした地元の動きに東京や大阪など全国の出身者も呼応し、1000万人署名や国会などへの要請活動を行いました。
奄美の復帰運動は地元だけでなく出身者も一体となった無血の民族運動でした。
奄美の歴史と動物
およそ五百万年前、中国大陸や九州から切り離された南西諸島――九州の南端から連なる孤立した亜熱帯の島々。その南西諸島の一角に、奄美大島がある。
奄美大島には島固有の生きものが多く、国の特別天然記念物・アマミノクロウサギをはじめ、ルリカケス、オオトラツグミ、オーストンオオアカゲラなど「種の保存法」による国内希少種が生息している。ところが近年、大規模な土木工事による自然環境の破壊やゴルフ場建設計画がすすめられ、動物たちへの影響が懸念されている。
亜熱帯の森
年間平均雨量、およそ3000ミリ。この豊富な水が、うっそうたる森をつくり生きものたちを育んできた。奄美大島は、島の約85%が森林と原野で成り立っている。しかし今、河川の改修工事や森林伐採、林道建設などで森林や原野が激減しているという。
そんななか残されている、数少ない原生林の一つが金作原の森だ。ここは奇にの保安林で鳥獣保護区となっており、イタジイ、ヒカゲヘゴ、オオタニワタリなどの亜熱帯性の植物に被われている。だが、この原生林の面積はわずか125ha一キロ四方ほどしかない
島固有の動物たち
ここには、島特有の進化を遂げ生きてきた希少な動物たちが数多く生息している。その中でも特異なのは“生きた化石”といわれ、世界中で徳之島と奄美大島にしかいない、アマミノクロウサギ。ほかにも、ケナガネズミ、アマミヤマシギ、ルリカケス、オーストンオオアカゲラなどレッドデータブックに名を連ねる希少な種が多い。
ハブとマングース
猛毒をもつことで知られているハブは、島唯一の最終捕食者で数も多い。実際、夜の林道を車で走っていると湧き出してくるようにハブが出没する。奄美の森はハブがいることで、人の侵入や、ノネズミの大繁殖を妨げ、生きものたちの微妙なバランスが保たれてきた。しかし近年、もともと奄美大島には棲んでいなかった食肉獣・マングースが目撃されはじめた。外来動物であるマングースの生息が確認されているということは、島の生態系を崩すことにつながるため固有動物たちへの影響が懸念されている。
奄美のカエルたち
夜になると活動をはじめるのは、主に両生・爬虫類たち。奄美大島のみに生息する大型のカエル、オットンガエルをはじめ、日本でもっとも美しいといわれるイシカワガエルや、ハナサキガエル、リュウキュウカジカガエルなどが次々と姿を現す。また、それらの獲物を求めてヘビたちも動き出してくる。また、イボイモリも姿を現した。南西諸島には、ここで登場する種を含め希少な両生・爬虫類が数多く生息しているのだ。
奄美の食べ物について
【果物】
すもも
昭和25年に「里」というところから仁添隆三氏がすももの苗165本を、大和村に持ち込んで各集落に配布して、栽培を始めたのがきっかけで、すももの栽培が盛んになりました。
すももはからりと呼ばれる品種で、昭和40年代大島本島各地をはじめ徳之島や、沖縄方面へもかなりの量の苗木が移出され植栽が試みられたがいずれも成功しませんでした。
品種の特性からなのか土質の関係か解明されてはいないが生育そして果実が栽培地として定着したのは、大島本島で東シナ海に面した奄美市名瀬里集落から大和村今里集落までの間にほぼ限られています
現在ではすももを加工して、すももゼリーにしたり、ジャムにして販売しています。
たんかん
大和村は、たんかんも有名です。
ジュースやジャムにしてもおいしいですが、そのままでもおいしいです。
ナンカンジョセ
1月7日のナンカンゼック(七日の節句)は雑炊を食べます。 島のナンカンジョーセ(七日の雑炊)はクゥムィ(米)、シューツケウヮ(塩豚)、ドーコネ(大根)、ウム(里芋)またはクゥブ(昆布)、ナバ(椎茸)、オヤシ(大豆のモヤシ)、シンムトゥ(小ぶりのネギ)またはフル(ニンニクの葉)の七種の具の入った雑炊です。ナンカンジョセを食べることには厄払いの意味があり健康に育つようにという願いが込められています。
方言とは
奄美の方言は大きく分けて奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島の五つの島があり、沖永良部島と与論島は沖縄の言葉に近いです。徳之島と奄美大島と喜界島は奄美独特自の言葉が強いのですが、それぞれ微妙に違っています。そして奄美大島は大きく分けて古仁屋を中心とする南大島と名瀬市を中心とする北大島の2種類の方言に分かれアクセントが全く違います。また名瀬市は奄美群島内の中心地ですので各地域からの出身者が多く独自のトン普通語といわれる独自の方言があります。最近の人はほとんどこのトン普通語でしょうか。昔ながらの方言、は年配の方が使うぐらいで生活の中ではあまり使いません。とん普通語は昔からの各地域の方言と新しくできた方言と標準語がごちゃまぜになって奄美独自の方言となっています。
方言 |
標準語訳 |
方言 |
標準語訳 |
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ヒンマ |
ひるま |
ユル |
夜 |
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ナマ |
いま |
キニユウ |
きのう |
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アチャー |
あした |
ヂュウ |
父 |
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アンマ |
母 |
キョウデー |
兄弟 |
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オナグヌキョウデー |
姉妹 |
ヤクメ(ヤンメ) |
兄 |
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トジュト |
夫婦 |
オト |
夫 |
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トジ |
妻 |
ウヤックワー |
親子 |
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クワー |
子 |
ワン |
わたし |
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チュウ |
人 |
インガ |
男 |
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オナグ |
女 |
ワルサンチュウ |
悪人 |
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カウベ(カマチ) |
頭 |
ハギ |
足 |
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シバリ |
小便 |
テヌゲ |
てぬぐい |
|
カンムン |
食い物 |
ヌムモン |
飲み物 |
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トップ(トーフ) |
とうふ |
イユ |
さかな |
|
クンニヤト |
あぶらむし |
デーコネ |
だいこん |
|
ハヌス |
さつまいも |